東西南北全方位に対して「死ね」

梅雨ですよねっつって雨が降ってるわけで、昨日のお酒が残ったままさて日曜日、どうすっかつって、本でも読むかっつって。
雨降りの新宿、カフェ・グレに入ったらば中世ヨーロッパを模した店内は盛況で。カップルとか女子会とかでやんややんやしているわけで、暖色の照明にピアノが流れているかんじでたいへん素敵である。席につきオーダーをしたらばブックオフで仕込んでおいた華麗なる一族を開き黙々と読書に勤しむ。お酒が肺あたりをうごめいていて気持ちが悪いのもなんのその。

そうそう、ボーナスが入ったんすよ、ボーナス。我々サラリーマンは毎月の定まったお賃金でやりくりするわけで、そこに加えてちょっとしたお金が入ったらば、やれあれを買おうとか、いや、ここは節約して毎月の不足分にあてようとかつらつらと算段、そろばんを弾いて次のボーナスを待つ日々が始まるわけで。ということでおれ、何に使うかっていうともう決まっているわけで、というか先に引っ越した際に普段貯蓄や預金、財形や持株会、投資や資産運用をしないおれ、ふとまとまったお金が必要となれど首がまわらなくなるわけで、自転車操業を行っている業がふりかかるのである。さて困ったぞ、しかし早々に引っ越さないと麻縄で首を締められる状態となるので、これもまた避けたい。となると頭の上に電球が光り、さては借銭をすれば万事OKなのではなかろうか、ということで、不足分を補ったのである。

その返済をあてると残るのは微々たるもので、いやー、もう参っちゃいますね、となるわけで。しかしボーナス前のお賃金日前に手持ちのキャッシュがゼロ寸前におちいり少しでも残る分があれば両手を天高く万歳三唱をもってボーナスを受けるのである。思うんですけどお金なくなると心が狭くなるんすよね。余裕がなくなるというか。というスケジュール感でいうとおれ、毎月10日から20日ごろまでは人にやさしくおおらかに、東に病気の子どもあれば行って看病してやり、西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い、南に死にそうな人あれば行って怖がらなくてもいいと言い北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろと言うことができるのであるが、20日から翌10日に至ってはお金がもう無く次のお賃金日までを数える状態になればもうダメダメで、東西南北全方位に対して「死ね」と言っちゃいそうなクズである。

ともあれボーナスが入ったおれには余裕がある。ラーメンだって食べられるし本だって読める。余裕があれば780円のアイスコーヒーだって飲めるのさ、財布の余裕は心の余裕とおれ、カフェグラッセ(780円)を飲む。

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