ズレた間の悪さも、それも君のタイミングなのである。

部屋を探している。
部屋というのはつまりは住まう部屋、寝食をする住まいであり、早急に見つけだす必要があるのである。というとずんべらぼんのコンコンチキは「今ホームレス生活を送っているのかい??」などという珍妙な問いかけをするわけであるが、もちろんそんなわけなかろう、と重厚感のある金属物質でおでこをピシャリと打ち付けたくなる。もちろん今住んでいるところはあり、そのまま住み続けてもよいのではあるが諸事情により転居しよっかなぁ〜〜、どうしよっかな〜〜〜、ってかんじなのでありかんじなのである。

ということで不動産屋さんを訪ね「ヨーメン、いい物件無いかい?」と問いかけると、面倒見のよい店長さんが、あ、これいいね、これはどかしらん、と次々と出力紙を提示してくれる。東京というのはわかりやすいもので、都心に近づくと高くなり、外のほうに向かうと安くなっていく。もしも年収数千万とかならギロッポンとかに住めるわけだけれども素寒貧のおれ、いいとこ初台であり、当初は「うふふ、代々木とか住みたいなぁ」とか思ってたけれども各種条件を提示し出てくるのはうさぎ小屋のような部屋。狭くてもいいんやけどねぇ。広いとこ見ると広いとこに目がいっちゃうよね。ソファとか置きたいし。

で、いいとこ初台である。現状、隣の幡ヶ谷に住んでいるのであり、新宿、渋谷へもチャリで行ける距離なので大変捗る立地なので、そのまま幡ヶ谷でもよいけれども。で、まぁ初台によさげな物件があったので内見して、よし、申し込もうとなったけれども、そこで必要なのが審査である。収入やら勤続年数やら、オーナーとしては家賃滞納とかはしてもらいたくないので、信頼たる方に入居いただきたい、というのは入居者側からも自明であり、私は大丈夫ですよ、と、各種書類を作成したりするわけで。

で、引っかかりました、と。ここには住めないですよ、と。
収入とかは余裕なんだけどどうしようもない条件というか制約があり落ちちゃってさてどうしよかしらん、と。こういうのはもうオーナーの意向や、オーナーが過去に面した経緯によるものなのでこちらから以下にプレゼンテーションしようともどうしようも無いわけで、あー、残念だなぁ、ってかんじになるしかないのであり。駅まで歩いて5分だしすぐ横にファミマあったしチャリ置けるし広いしセパレートだしよかったんだけどねぇ。

部屋さがしだけではなく、もう仕事でもなんでも巡りあわせというものはあり、それは意識の他にもタイミングや天候もそう、もうどうしようもない状況というのはあるわけで、ズレた間の悪さも、それも君のタイミングなのである。そういうのはもうきれいさっぱり諦めて次を向くよう仕向けるのが精神衛生上もよいのである。でもあの部屋よかったね、と、再度ぐぬぬとなるも仕方ないのは仕方ないのでとりあえず今週はもうやめにして新宿に敗戦兵のごとくトボトボやってきてウインズ、今日は桜花賞、馬券を購入し失意の中目に入ったのがウインズから歩いて少し入ったところにある珈琲タイムスである。

純喫茶風の店内は老若男女で溢れかえっており、おしゃべりに興じるカップル、新聞を読むおじさま、競馬新聞に向かいぶつぶつとひとりごちるズンベラボンなど昼間の新宿っぽいかんじで大変素敵。暖色のややオレンジがかった照明に照らされる店内はテーブル席やソファ席もあり心地よく、なんかもうこの辺住みたいなぁとか思うわけ。新宿に住んだら捗るけれどもやっぱ高くなるしねぇ。大久保のほう抜けちゃうと会社から遠くなっちゃうし、部屋さがしとは自分の現プロフィールを突き合わせるようなものだね、と気づいた次第。もしもコンピュータが条件、および頭の中を解析してくれたら、全てが叶うとは限らないけど、現状存在している最適な物件というのは間違いなくあるわけで、そういうのがパコっと出てくるようなシステムが欲しいよね。なんかもうどっか4次元賃貸検索システムとかつくってほしいよね。今の検索サイトにあるような、条件だけの検索じゃなくて人格とか現状検索しうる検索条件以外にも人の内面にいろいろあると思いますの。人の内面はテキストがプルダウンが並んだ検索条件じゃはかれないんだぜ?はかれないからめんどくさくてややこしくてうんざりしちゃって、どっか都心にいい物件転がってないかなぁとおれ、アイスコーヒー(550円)を飲む。

珈琲タイムス